内容説明
世界的な数値解析の権威者であるA.ラルストン教授とP.ラビノウィッツ教授による本書は,数学的な厳密さで数値解析を取り扱っているが,定理やその証明については非常にわかり易く述べられている。コンピュータで問題を解くにあたって,その解法の誤差,計算効率,すなわち手間と精度,ならびに他の解法との比較が,実例によりなされており,多方面の計算例が明示されている。そして各章ごとに引用文献,参考文献について,その内容まで豊富に解説されており,まさに本書は“コンピュータ活用のための数値解析ハンドブック”ともいえるものである。数値解析の手法を一応学んだ技術者や学生が,さらにその方面を深く学ぶ際の絶好の書である。
目次
章7 関数近似:最大誤差を最小にする技法
章8 非線形方程式の解法
章9 連立1次方程式の解法
章10 行列の固有値と固有ベクトルの計算
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- 革命論集 講談社学術文庫