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内容説明
この本は、自閉症の特性とは何か、私たちはそれをどのように理解し、どのような支援を行なっていけばよいか、について解説したものです。(1)自閉症の特性を理解する(2)特性に沿って支援の方法を考える(3)医療・親さん・地域の3部構成。
目次
第1部 自閉症の特性を理解する(コミュニケーションに関する特性;見え方・聞こえ方・感じ方に関する特性;特性から見た“視覚的手がかり”の意味;自閉症と発達障害について)
第2部 特性に沿って支援の方法を考える(受信を助けるための工夫;発信を助けるための工夫;生活の中のコミュニケーション)
第3部 医療・親さん・地域(親さんとの出会い、TEACCHとの出会い;医療の役割と療育との連携;自閉症の子を持つ親さんの世界;学校と地域への願い)
著者等紹介
藤岡宏[フジオカヒロシ]
現在、児童精神科医・つばさ発達クリニック院長。他に、よこはま発達クリニック顧問。川崎医療福祉大学非常勤講師。特別支援教育士スーパーヴァイザー。日本自閉症協会研究部委員。略歴、1953年生まれ。九州大学医学部卒業。福岡大学精神科、東京都立梅ケ丘病院で児童精神医学を研修。愛媛で大人の精神科医療に携わる傍ら、児童精神科医療に関与。仲町台発達障害診療所、よこはま発達クリニック勤務を経て2000年、愛媛県今治市に、自閉症を主対象とした、つばさ発達クリニックを開業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やなせトモロヲ
2
★★★★☆ 自閉症についておさらいで手に取った。驚いたことに、児童精神科医が増えない理由が、医療制度の不備で儲からないことが大きいらしい。自閉症の診断をしてくれる医療機関を機関誌に載せようとしたところ、多くの医療機関から断られた、というエピソードがそれを物語っている。著者の藤岡医師にエールを送りたい。2025/08/14
ajm
0
とてもわかりやすかった。自閉症の特徴に関しては目からウロコという気分。 ゆくゆくは、手助けなしでできるようになったほうがいいのではないかという 教育というか訓練?をすべき考えになってしまっていたけれども、 その特性を理解していかにすごしやすい環境を整えていくかが大切なのではないかと思う。 そうすれば、こちらから無理に働きかけをしなくても自然にできることって増えていくのかな。 1日で読み終えてしまいました。すらすら読めます。2013/04/07