内容説明
「障害を治す(改善する)」ための訓練や指導を最優先した“医療モデルの療育”から、保育を基盤として「育ち」と「暮らし」に結びつける“生活モデルの療育”に、転換しよう!そして、子どもたちを「社会で豊かに生きていける人」に育てよう!と呼びかける新しい療育への画期的な提案。
目次
1章 「早期発見・早期療育」を問い直す
2章 「これまでの療育」の問題点を考える
3章 障害のある子どもの育てにくさを考える
4章 社会で豊かに生きていける人に
5章 施設での援助、医療からの援助
6章 「ルネス」の開発と施設の統合
7章 どんな子どもも援助できるシステムをつくる
8章 「保育を基盤とする療育」を創り出す
9章 「これからの療育」を考える
著者等紹介
宮田広善[ミヤタヒロヨシ]
姫路市総合福祉通園センター・ルネス花北所長。小児科医。1950年9月14日、神戸市に生まれる。1976年、神戸大学医学部卒業、同大学小児科学教室に入局。兵庫県立淡路病院、加古川市民病院を経て、1984年、加古川市立つつじ療育園。1987年、姫路市民生局福祉部「(仮称)総合療育センター建設担当」。1990年、姫路市総合福祉通園センター・ルネス花北の開設に伴い、同センター所長になり、現在に至る
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