内容説明
この物語は、コーンウォール地方の昔話からうまれました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
43
【猫本を読もう 読書会】ネズミあなとは、イギリスのコーンウォール地方にある村の名前で、そこに暮らすおじいさんと猫、そして海と生きる村人のお話。とても良かったです。特に絵が緻密で素敵でした。2019/02/20
ちえ
42
図書館の閉架から出してもらったこの本、なんと以前読んだ「嵐をしずめたネコの歌」と同じ本だった!そちらのレビューに〈いつか元の絵本にも出会えると良いなぁ〉と書いていたがこんなに近くにあったとは驚き。それにしてもモーザーというネコの名前が今江祥智訳では〈はなこさん〉になっていてビックリ。絵はやはり素敵だ。「嵐をしずめたネコの歌」をもう一度他館からリクエストして読み比べたいにゃ😸2021/04/04
小夜風
23
【図書館】「ネズミあな」という港の村のお話。ニコラ・ベイリーさんの絵が本当に美しく、うっとりと眺めながら読みました。「ネズミあな」に住んでるから自分たちはネズミで、荒れ狂う海を「嵐の大ネコ」と呼び、海を猫として描いている絵も素敵でした。お話もトムじいさんと猫のはなこのお互いを想う気持ちがじんわり伝わってきて、心に染み入るようでした。2015/09/02
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
13
イングランドのはずれにある小さな港にある防波堤の入り口を「ネズミあな(マウスホール)」と呼び、そこにある村も同じ名前で呼ばれています。この村に「はなこ(マウザー)」というネコが漁師のトムじいさんと住んでいます。優しいトムじいさんと共にご機嫌で暮らしていましたが、厳しい冬の日、嵐がやってきました。船をだすことが出来ず食べものがなくなっていく村の人々。そこでトムじいさんとはなこは…。嵐を大ネコなど、海を猫に例え猫の視点で描かれていて幻想的でもある絵本です。2020/10/28
じょうこ
11
『嵐を静めたネコの歌』が2019年発行(徳間書店)。 その絵本版(翻訳)がこちら。1991年発行です(ブックローン出版)。絵が大きくレイアウトも原作通り。でも、『嵐を静めた〜』も印刷がよく、見劣りしません。両方を比べられて、楽しい読書になりました。ちなみに原題は、The Mousehole Cat. どちらの邦題もちょっと長すぎるかな? 『モーザーと嵐ネコ』はどうかな?2021/08/30