内容説明
鳥類こそ恐竜たちの子孫か―という、恐竜学最新の説に発想のきっかけを持つというこの一冊は、数ある恐竜絵本でも、断然抜きんでた一冊である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
87
夜の博物館を訪れた一羽の鳥。太古の昔、地上の支配者だった恐竜が出迎える。7000万年ほど前、氷河期の到来により主役の座を受け渡した恐竜たちの一部は、鳥類に進化して生き残った。遺伝子の記憶が教えてくれる。敬意を込めて骨の周りを飛ぶ『子孫』に応えて、骨格だけの身体に肉が蘇り、目には生命の光が灯る。時を超えて原始の風景が現れる。文字のない絵本だけど、人間がお呼びでない生き物たちの対話には言葉はいらないのかもしれない。重厚感が魅力。1994年9月初版。2015/12/19
たまきら
19
図書館放出本。恐竜博を楽しんできたばかりの娘さん、大興奮。「恐竜と、鳥と、人間だけが足がまっすぐ骨盤の下から出てる。だから、鳥と恐竜はすごく似てる!」をきちんとマスター。現在被膜があった恐竜「イー」に夢中です。2016/05/27
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
今江祥智さんの『はじまり はじまりー絵本劇場へようこそ』で紹介されていた本。字のない絵本。迫力満点で本のサイズも大きい。一羽の鳥が博物館に入って行きます。その博物館は恐竜の骨格がたくさん展示されていて、の鳥は誰もいない大きな博物館内を自由に飛び回ります。恐竜の歯で羽根を休めていると、突然館内が雷でピカッと光り、その瞬間恐竜が生きていた昔にタイムスリップしてしまいます…。【1995年 コールデコット賞 オナーブック 】(日本で翻訳された絵本) 2020/04/11
バニラ風味
8
字のない絵本。恐竜を追いかけて行くと、そこは古代の世界。現実の世界では見たことのない生き物がいっぱい!迫力あるイラストが、まるで迫ってくるような感じです。恐竜好きの男の子には、たまらないかも。タイトル通り、絵本の中で、時空を超えたドキドキお散歩が楽しめます。小学校低学年の子どもたちに見せて、大好評でした。2014/06/07
とりじまカラス
3
タイトルの通り、時を飛び越え恐竜たちの時代に行く絵本。 主役である鳥が食べられてしまった時は、どうなるのかと思いましたが……。 絵の力だけで魅せる、字のない絵本でもあります。2020/09/12
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