内容説明
捨てられたテディ・ベアとおじいさんの温かなふれあいを描くガブリエル・バンサンのテディ・ベア物語。ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
169
みんなが大好きなテディベア。ひどく痛がっているんだ。でもそれだけ愛されたのでしょう。そう信じたい。幸せの証であってほしい。紡いだり、端切れで傷口を隠したりすると、ホッと一休み。安心して眠りにつく。起きたらまた強く抱きしめられるのだから。みんなずっと、ここに居たらいい。…誰しも思い出のあるぬいぐるみ。子どもの頃に愛した、ピョンちゃん、コンちゃん、ウーちゃん、ワンちゃん。ある時突然、いなくなっちゃったんだよね。でも何度も治して何度も遊んで。忘れられない、忘れたくない大切な思い出。今宵、夢の中で逢えますように。2022/03/27
masa@レビューお休み中
88
テディ・ベアのお医者さんは、道端に捨てられてしまったテディ・ベアを拾って直してしまうひとりのおじいさんのことです。不思議なことに、彼が外を歩いていると、耳が切れていたり、腕が取れてしまったり、目が外れてしまったかわいそうなぬいぐるみに出会ってしまうのです。そして、おじいさんは彼等を見つけてしまうと、見過ごすことができる家に連れて帰るのです…。テディ・ベアとお話ができるおじいさんは不思議な人ではあるのですが、昔どこかでこんなおじいさんに会ったことがあるような気持ちにさせられるんですよね。不思議です。2016/04/18
yomineko@ヴィタリにゃん
67
きっと大切にしてねとプレゼントされたはずのテディベア。初めは喜ばれ一緒に遊んだり寝たり片時も離さない。なのに😢😢😢腕がもげたり目が取れたりして捨てられる。しかも溝に!それらを拾い集めて治療するおじいさんはとても心優しい。飼いぐるみ®(ぬいぐるみ)は絶対に捨てては駄目~家族だからね(#^.^#)2023/08/23
KEI
37
大好きなバンサンの絵本。線画と淡い水彩で描かれている。かつては可愛がられたテディベアがボロボロになってになって捨てられているのをおじいさんが拾って直す話だが、耳が取れたり目が取れたテディベアがずらりと並んで、痛ましかった。おじいさんはテディベアの話を聞いて大切に直していく。高額で買おうとする人には売らず、大切にする様な子どもの手に渡る。嬉しそうな子どもやテディベアが喜んでいる様子にバンサンの優しさを感じた。2021/06/22
とも
17
★★やっぱり、絵本は合わない。なんとも理解できないというか、それが何を言いたいのかわからない。2019/04/07