内容説明
ほんとうに強くなれば、だれよりも優しくなれる…男の人と女の人とパンドラが楽しく暮らしていた家。でも、ある日「しんいり」が来てから―。英国の美しい田園の風光を背景に、「幸せの場所」を探す猫パンドラの成長をみつめた秀作絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
29
パンドラの飼い主に赤ちゃんが産まれて、パンドラは居場所がなくなってしまう。悲しくて、1匹で生きていけると家出をします。絵が素晴らしくて、涙を誘います。たくましく生きて、なんとパンドラもお母さんに!良かったね。子どもたちのためでしょうか、パンドラが以前住んでいた家に戻ってみることに。赤ちゃんが幼児になっていて、猫を喜んでくれたのでホッとしました。親心もわかるのですが、猫好きには辛い絵本でした。2024/11/17
mntmt
18
ネコは、心が広い。とても綺麗な絵。2017/01/15
みさどん
13
番号を打っても出てこず、読メで探すのが大変だった1冊。まるで挿絵がタロットカードのような雰囲気の美しさ。黒猫の飼い主は男や女と表記されていて、そこも怪しげ。人の赤ん坊ができたら、邪険にされるようになったパンドラは野良として子どもを産む。赤ちゃん猫を二匹元の家に連れ帰ると、また幸せに暮らすという普通の話だけど、これいい。好きな本棚2024/11/08
寧々子
5
赤ちゃんがやって来てそれまで1番可愛がられていた猫がその座を失うのはよくある物語かもしれないけどパンドラを飼ってる夫婦はひどいよ! パンドラは心地よくなくなった家を後にして、1匹でたくましく生きて行こうとする中で成長し 自分に辛く当たった夫婦の気持ちを汲み取るのですがオトナですね~ ラストはハッピーエンドですが、私は大人気なく夫婦の仕打ちが許せないので、 あんまり納得のいかないハッピーエンドでした。 2011/09/22
なもないのばな
1
ウィリアム・メインは猫にも冒険をさせたかった。成長と和解の書。2022/10/09