内容説明
しんぱいしょうのマイヤー夫人は、ある朝、「ほんとうのしんぱいのたね」を見つけます。それは、クロウタドリのピープーちゃん。わが子のように大切に育てたピープーちゃんに、「とぶこと」を教えるために、夫人は大決心をします。ふるいさくらんぼの木に、必死でよじのぼって…?心のなごむユーモラスな絵から、明るい希望がはばたく物語です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
喪中の雨巫女。
8
《市役所》心配性は、なおりませんよね。次から次へと心配し、続けますよね。私もだけど。2014/09/01
がる
4
私も心配性なので、わからなくもないけどちょっと病的な感じも・・・。なのでピープーちゃんが来て良かったと思う。 ラストがどうも「?」ですが。 マイヤー夫人の二の腕がナイスです(笑)2011/03/10
timeturner
3
楽しい話なのに文章がくどくどしくてすっきり読めないのが残念。絵本って、絵とのバランスやページをめくるリズムが大切だから、原文を正確に訳せばいいというものではないと思うのだけれど。ところで、マイヤー氏は墨絵が趣味(のひとつ)なのね。2017/07/13
mixa59
3
小鳥以前のマイヤー夫人の心配は、自分中心の心配でしたが、小鳥を飼うようになってからは、小鳥中心の悩みに変わり、その悩みが結果として婦人をより自由にしたというのは、自分中心ではどんどん狭くなる、そこから離れれば、世界は空のように広がると言うことを教えられました。自分のことばかり考えてはよくないのだと思いました。 とてもよい本だと思います。2010/03/11
木茶
2
暢気な旦那さんと心配性のマイヤー夫人。ピープー君とほほ笑む夫人が無敵です。水墨画で猫絵を描いていたり、落款が押してあったりと、ところどころ日本びいきな作者が見えて親近感。2012/03/04