内容説明
本書には、アメリカで活躍したイラストレーターたちの略歴と主要な作品名が、紹介されています。その作品名には、未紹介のものも含まれています。1919年から1994年までの児童図書週間のポスターをながめ、解説を読んでいただければ、アメリカの児童書界が、この75年間に、どんな流れをたどったかが、わかるつくりになっています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロピケ
3
こんな素敵なポスターが貼ってあったら、とりあえず本の側に寄ってみたくなるかもしれない 。いろんな画風のがあって、「これいいなあ〰。」と眺めるものが多かった。一方で、子どもと本の世界にも時々当時の世相が入り込んでいるものもあり、はっとさせられる。この本のたっぷりとした「はじめに」は、同時進行で読んでいる、カニグスバーグ講演集の理解の助けにもなった。コマ割のポスターが結構面白い。それにしても、ニューヨークという所には、世界中の才能がひしめき合っているのだなあと改めて。作者の経歴の紹介も意外と面白いものがある。2011/12/05