テムテムとなまえのないウサギ

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テムテムとなまえのないウサギ

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  • サイズ B5判/ページ数 1冊(頁/高さ 25cm
  • 商品コード 9784892386381
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

内容説明

大阪国際児童文学館主催・日産自動車協賛・第12回ニッサン童話と絵本のグランプリ童話大賞受賞作品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

14
テムテムはバナナを食べるワニ。ある日名前のないうさぎがやってきて、ワニとはどういう者かと、大事にしている事典「なんでもわかるシリーズ第3巻 動物大百科」に載っていることを語る。本に書いてあるとおりでなくてはダメと言わんばかりに強要するうさぎ。お昼寝の邪魔をするからと適当にあしらっているかのように見えるワニ。「ぼくと、ともだちになってくれるほうが、いいのにな」と思うテムテムの言葉が良かった。2021/01/17

紅花

5
ワニが可愛そう。という子供たちの反応。バナナしか食べないワニは、生意気なウサギに出会い、友達になって欲しいと密かに思うけど、ワニは孤独のまま終わってしまう。2015/03/04

遠い日

5
ひとりぼっちのワニのテムテム。ワニであるというだけで、その性質まで型通りであると断定される悲哀。高飛車なウサギの物言いに、諦め半分で返事するテムテム。本当は友だちになってくれるかと、淡い期待をしたのも束の間。ひとりぼっちは退屈だ。2015/02/03

とりじまカラス

2
絵本というよりは思想書的な要素を持った作品。 肉ではなくバナナを食べるワニのテムテムや、本にばかり頼り現実を見ない名無しのウサギなど、要素のひとつひとつがなにかの比喩であることはまちがいなしです。 特に終盤、ウサギが宝物のように妄信していた図鑑を、ワニが枕にしてしまうシーンが印象的。 作者の伝えたいメッセージはなにか、このキャラは現実でいう何者なのか。 そういった推察をしていくのが楽しい話ですね。 できることなら二人以上で読んで、議論をしてみるのがオススメ。2020/10/23

とりじまカラス

2
イラストが記憶に強く残りました。 一般的なワニとはちょっと違うテムテムのキャラクターが、見事です。 テムテムとウサギの対比が、よくできていました。2019/01/04

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