出版社内容情報
20世紀の美術に偉大な足跡を残した色彩画家、アンリ・マティス。彼に魅せられた作者が、子どもたちにマティスとその作品のすばらしさを伝えるためにつくった絵本。マティスが愛したニースのやわらかな光があふれています。
著者等紹介
ル・トール,ビジュ[ルトール,ビジュ][Le Tord,Bijou]
フランスのリヴィエラ海岸地方のサン・ラファエルに生まれる。現在は、ニューヨークのサグ・ハーバーに住み、子どもたちのための絵本の制作に取り組んでいる
今江祥智[イマエヨシトモ]
大阪市生まれ。童話作家。作品は『今江祥智の本』全36巻(理論社)にまとめられている。ほかに小説『袂のなかで』(マガジンハウス)、『夢色の大通りで』(理論社)など多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リコリス
36
表紙だけでうるうるしてしまうマティスの楽しげで穏やかな表情好きだなぁ♡法律家を目指したが体が弱く21歳で入院し出会った絵の世界は彼の心も照らしてくれたんだろう。マティスの絵は眩しいほどの光をたっぷりとうけ晴れ晴れとした気持ちにさせてくれる。それは彼が本当に心から楽しんで描いているからだろなぁ。2017/02/22
陽子
24
画家マティスの物語。マティスという人がどんなにニースの地の光や風、緑を煌めく風景として愛して楽しみながら筆を動かしていたのかがイメージとして伝わってきた。「新しい絵を次から次と気取らず描きつづけた。生涯自分流の穏やかさをつらぬいた」優しくてふんわりしたおじいさんの姿、黒を巧みに使いこなす感性。「〜あるがままの人だった」。なんて素敵な。一時病床にあったときに暇を持て余して絵を描き始めたのが「画家マティスの誕生」だったとはね。絵を描くマティスの煌めくような感性を伝えてくれる絵本だった。2019/12/11
遠い日
0
080915【読書ノート/ひとことメモ】今江祥智・訳。アンリ・マティス。色と光の画家。2008/09/15