出版社内容情報
パリのふるいお屋敷にすむ、マドレーヌたち12人の女の子。なかよしのペピートに会うために、みんなそろってロンドンへやってきました。ところがマドレーヌとペピートののった馬が街へ飛び出してしまい……。美しいロンドンの街並みを背景に、楽しいハプニングを描いた、心おどる作品です。
著者等紹介
ベーメルマンス,ルドウィッヒ[ベーメルマンス,ルドウィッヒ][Bemelmans,Ludwig]
1898年オーストリア生まれ。16歳でアメリカに渡り、ホテルで働きながら絵を学ぶ。世界中を旅し、アトリエのあったパリで、マドレーヌシリーズのインスピレーションを得た。1939年に『げんきなマドレーヌ』(福音館書店)を出版したのをはじめ、次々とマドレーヌシリーズを発表し、子どもから大人にまで親しまれる。『マドレーヌといぬ』(福音館書店)では、コールデコット賞を受賞。1962年没
江国香織[エクニカオリ]
1964年東京生まれ。『こうばしい日々』(あかね書房)で産経児童出版文化賞、坪田譲治文学賞、『きらきらひかる』(新潮社)で紫式部文学賞、『ぼくの小鳥ちゃん』(あかね書房)で路傍の石文学賞を受賞
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感想・レビュー
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アキ
91
アメリカの児童作家ルドウィッヒ・ベーメルマンスのマドレーヌシリーズ。江國香織訳。1961年。Madeline in London。パリからロンドンに行ったスペイン大使の娘ペピートに会いに行ったクラベル夫人と12人の娘たちは、ロンドンで健康な馬を贈ります。馬はペピートとマドレーヌを乗せて行ってしまいました。あちこちみんなで探します。トラファルガー広場、ウエストミンスター寺院、バッキンガム宮殿、アフタヌーンティー、ロンドン橋、ロンドン塔を巡り、衛兵の行列も壮観でした。最後にパリに戻っておやすみなさい。2024/02/03
ゆのん
59
再読。『アメリカのマドレーヌ』と同様に細かなスケッチをしていた作者。ロンドンの名所が大きく描かれている。402019/02/03
p.ntsk
49
ロンドンに滞在中のお隣のスペイン大使に呼ばれてマドレーヌと女の子たちはロンドンに向かいます。スペイン大使の子ペピートとマドレーヌたちのロンドンを舞台にしたドタバタ劇。 2015/02/08
momogaga
44
【大人こそ絵本を】ツッコミたいところはガマンして古き良き時代の夢物語に今回も浸りました。最近ロンドンに縁があるな。2020/07/20
めろんラブ
31
こちらは突っ込みどころ満載の楽しい楽しい作品。なんでいつも二列?やせすぎだって!そこで馬?!(爆)発想が豊かで自由で開放感いっぱいですねぇ。さらに絵がおしゃれで可愛くて、どのページも思わず見入ってしまいます。ビバ、ロンドン!たとえ行ったことがなくても(泣)、こう言いたくなること請け合いです。ちなみに訳は江國香織さん。絵本の翻訳もやってらしたんですね。マドレーヌシリーズ、追いかけたいな♪現実逃避にもうってつけなので(?)大人の皆さんもぜひ!2010/06/16
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- 和書
- 時の魔法使い 角川文庫