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くまのアーネストおじさん
くまのアーネストおじさん セレスティーヌのおいたち

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 22X25cm
  • 商品コード 9784892385407
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

出版社内容情報

「わたし……アーネストにききたいことがあるの」セレスティーヌがためらいながら切り出しました。「わたしはどんなふうに生まれてきたの?」とうとう真実を話すときがきた、アーネストはそう覚悟を決めて……。捨て子という悲しいおいたちではあるけれど、アーネストの深い愛情に包まれて育ったことを知るセレスティーヌ。ふたりの幸せな関係が永遠に続くことを予感させる、シリーズ最終作です。

内容説明

「ね、わたしはどうしてそこにいたの、アーネスト?」「わからない。でも、きみはそこにいたんだよ、たしかに」「ひとりぼっちでいたの、わたし?」「そう、ひとりぼっちだった。だから、ぼくがきみをいえにつれてきたんだよ。マフラーにくるんでね。ぼくはとってもうれしかったよ」わたしどんなふうに生まれてきたの?くまのアーネストおじさん最終巻。

著者等紹介

バンサン,ガブリエル[バンサン,ガブリエル][Vincent,Gabrielle]
ベルギーのブリュッセルに生まれる。ブリュッセルの美術学校で絵画を学び、以後長期にわたりデッサンに専念した。彼女の絵の最大の特長である線描の確かさは、そのたまものである。「くまのアーネストおじさん」シリーズは各国で高い評価を受け、世界10数カ国で出版されている。『おてがみです、あるゆうびんやさんのおはなし』で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞。2000年9月ブリュッセルにて永眠

もりひさし[モリヒサシ]
絵本作家、絵本研究家、日本児童文学者協会名誉会員。また、白秋系歌人として活躍。本名は森久保仙太郎
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

46
バンサンの遺作とわかっているからだろうか、余計に切なかった。アーネストおじさんの優しさとセレスティーヌの知りたい気持ちが胸を打つ。大きなアーネストがセレスティーヌのベッドに寄り添う姿とセレスティーヌの眼差しとが私の心をホカホカさせてくれました。セレスティーヌ、見つけてくれたのがアーネストでよかったね。2020/07/08

KEI

46
「くまのアーネストおじさん」シリーズ。バルサンのデッサンと水彩画が柔らかく、優しい気持ちにさせれもらえる。自分の生い立ちに興味を持ち始めたセレスティーヌの成長を感じる。彼女を拾って育てた経緯を話さなければいけない時期が来たのだな。セレスティーヌが赤ちゃんの頃に慈しみ育てられた様子を何度も聞くことで、2人の絆はますます強くなった事だろう。我が子が自分の小さな時の事を繰り返し聞きたがっていた頃を思い浮かべた。2018/05/18

陽子

26
くまのアーネストとこねずみのセレスティーヌ。ふたりにどんないきさつがあったのかをこの巻で初めて知った。自分のおいたちを知りたいが、なかなか聞くことができなかったセレスティーヌ。アーネストは「来る時が来た」と覚悟しながら、語るのも辛い事実を逃げずに受け止める。そしてセレスティーヌは、どんなに自分が大切に育てられたかを知る。辛さも喜びに変わり、結び付きが深まる。アーネストの表情に苦悩、セレスティーヌの表情に恐れが表現されていて、後半は慈しみと優しさが溢れてくるようだ。ガブリエル・バンサンの絵本は独特の世界だ。2020/01/18

とりあえず…

25
いきなり最終話を読んでしまいました。セレスティーヌが自らの生い立ちを知ろうとし、それから逃げずしっかり向かうアーネスト。何度も何度も確認することで、徐々に受け入れ、きっと今ある幸せを再確認したんだよね。綺麗なタッチの絵に深い内容。大人も満足できる作品でした。シリーズの他のものも読んでみたい。2014/04/11

ツキノ

16
(E-107)2003年1月刊。セレスティーヌ、自分がどこから来たのか知りたい。その表情、アーネストに話そうとするするしぐさ。アーネストは心の中で(じつはぼく、このこから質問されるのがずっとこわかったんだ)セレスティーヌを見つけた場所に行き、毎日毎日その話をねだられ、本人は空で話せるように。「わたしも セレスティーヌも しあわせだ。」久々にもりひさしさんによるあとがき。「ガブリエル・バンサンを偲んで」。デッサン絵本『セレスティーヌ』と合わせて読みたい。2018/02/27

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