内容説明
暮らしのなかで身近なことを通して、本書は“いのち”を考えるきっかけとなるであろう。著者は真宗学(親鸞の仏教学)を主として学んできたが、その展開・応用研究として、死生学、ビハーラ、生命倫理学など、いわゆる“いのち”学を提唱してきた。
目次
1(“死”を想う;デス・エデュケーション;ある老人ホームの嘱託医からの問い―仏教と在宅医療;ビハーラ往生のすすめ;臨終まつことなし;「津久井やまゆり園事件」に思う)
2(映画『おくりびと』と青木新門著『納棺夫日記』;連城三紀彦さんを偲ぶ―得度記念日に;分析家・河合隼雄と仏教;「師のことば」・目幸黙僊師を偲んで)
著者等紹介
田代俊孝[タシロシュンコウ]
仁愛大学学長。同朋大学名誉教授。同客員教授。名古屋大学医学部講師。文学博士。行順寺(三重県)住職。日本ペンクラブ会員。1952年生まれ。大谷大学大学院博士後期課程満期退学。カリフォルニア州立大学客員研究員、同朋大学教授、大学院文学研究科長等を経て現職。ビハーラの提唱者の一人。1993年から95年までブラジル・マリンガ大学、トレード大学、サンパウロ大学特別招聘講師。1995年にハワイ大学(マノア校)サマーセミナー講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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