内容説明
学びの質を深めるため、幼児・児童・生徒が討論やグループ活動を通じて課題を発見、解決する学習法は“アクティブ・ラーニング”(主体的・対話的で深い学び)といわれ、これを文部科学省がいよいよ次期学習指導要領として2020年から導入を決定し、話題を呼んでいる。図版・写真70点。
目次
第1章 日本の幼児教育(保育)は変われるのか
第2章 なぜ、早く教えたがるの?
第3章 小学校と保幼連携
第4章 アクティブ・ラーニングを展開する構造化された保育環境
第5章 八つの知能領域(MI)が働くリアル(実物)とデジタル(映像)の対話的アクティブ・ラーニング
第6章 PISA(国際学習到達度調査)を開発したOECD(経済協力開発機構)からの問いかけ
第7章 ドイツの保育システムKITA(キタ)が取り組むプロジェクト
まとめ ピラミーデの保育の流れと子どもへの支援の方法
著者等紹介
辻井正[ツジイタダシ]
1940年、奈良県生まれ。関西学院大学文学部修士課程修了。高校教師を経て、ドイツ障害者の町「ベテル」少年の家勤務。2000年、大阪府社会教育委員。2000年、大阪府教育功労賞受賞。2001年、博士号修得Doctor of Sociology『Modern Society and Children』。2002年、旧オランダ王立教育評価機構Citoピラミーデ公認教授資格。2008年、神戸こども総合専門学院学院長に就任。2009年、ニュージーランドのPMP(感覚運動)の翻訳と導入を行う。NPO法人国際臨床保育研究所所長。日本全国の園内研修や講演会に招かれ執筆活動、研究を続けながら現場を歩き続ける。2016年12月、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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