著者等紹介
山田寅次郎[ヤマダトラジロウ]
慶応2年(1866)、上州沼田藩主の上屋敷にて誕生。日本薬学校(現・日本薬科大学)卒業後、語学を学ぶ。一五歳、茶道宗〓(へん)流家元の養子になる。幸田露伴、尾崎紅葉、福地櫻痴など文化人と交流。日本初のタウンページ「東京百事便」を発行。明治23年(1890)秋、和歌山県串本沖オスマン帝国軍艦エルトゥールル号海難事故。その二年後の明治25年(1892)、二六歳の時、自ら集めた義捐金を届けるためオスマン帝国へ。オスマン帝国皇帝アブデュル・ハミド二世に謁見。オスマン帝国に約20年滞在。トプカプ宮殿内東洋美術の分類、日土貿易を行うかたわら伊藤忠太、徳富蘇峰などオスマン帝国を訪問する日本人のサポートをした。日露戦時、日本政府の依頼でボスポラス海峡近くから「バルチック艦隊」の動静を見張る。日本に製紙会社を設立し事業家として活躍後、57歳にして茶道宗〓(へん)流八世家元襲名、流儀発展に貢献。昭和32年(1957)没。90歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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