内容説明
物質的満足度、家族や友だちとの関係、健康と安全、教育の機会などなど…子どもの生活にかかわるあらゆるものに、子どもが居心地よく感じられること。ユニセフ2007年度Well‐Being調査で、世界一になったオランダ。なぜオランダだったのか?どこが日本や他の国と違うのか?オランダの幼児教育・保育を中心に、そのあり方と日本が学ぶべき姿を解き明かす。
目次
第1章 Well‐Being(幸せ感)という新しい子ども観
第2章 オランダの保育園・幼稚園
第3章 オランダの保育室はデザインされています
第4章 オランダの保育を支える保育技術
第5章 保育室の中での「愛着」形成という考え方
第6章 オランダの子どもの数の学び方
第7章 プロジェクト保育と「水」から始まる環境学習
第8章 日本の幼児教育・保育は個性を育てられるか
第9章 子どもに必要なもうひとつの能力とは?
第10章 21世紀の幼児教育・保育はどう変わっていくのか?
著者等紹介
辻井正[ツジイタダシ]
関西学院大学文学部大学院、修士課程修了。神戸こども総合専門学院学院長、オランダ政府教育機構Cito提携辻井こども総合研究所所長などを兼務。ヨーロッパ各国の保育や幼児教育研究所との交流も深く、日本の保育現場を歩く作業は35年以上続いている。平成12年大阪府教育功労賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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art_mr
3
例えば水についてなど、自分が知っている事から導入する、そして目に見えるように説明(家の中は見えないけれど設計図等で)してやることで興味を引き出すことができる。1:1が一番手がかかる、人数が多くなるにつれて見守りが多くなるというのは確かに言われてみればその通り…となった。2022/04/17
紺
3
初めの方がオランダの保育について、後の方は世界と日本の比較や世界から日本の教育がどう思われているかなどオランダというよりは日本に重きを置いている感じがしました。2017/04/20
千頼
2
色々な保育のやり方があって参考になった。もちろんどんなやり方にもメリットデメリットはあるんだろうけど、そういうものを明示したうえで利用者(保護者)の選択肢がもっともっと広がればいいと思う。せっかく幼児教育が多様化しても小学校に入るとまた画一的な世界になってしまうから、大きな目で変えていかないとだなぁって感じた。(図書館本)2022/03/20
yukitalia
1
国民性や政治が違うと 出来ること出来ないことはあるが、 知ることは大事。 ピラミッド式保育など 保護者の仕事のあり方など いろいろ知ることができてよかった。2015/05/29
尾原道場
0
幸せな理由のひとつに「ワークシェア」という働き方がありました。確か、テレビでも紹介されてたと思います。フルタイムでもパートタイムでも仕事の差別なく働ける社会。皆がシェアし合う。ダウンシフターズの生き方にも通じますね。2011/10/05
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