内容説明
ふるさとへの断ち難き想いを終生抱き続けた山頭火、啄木。過去を語らぬまま信州・伊那谷に逝った乞食俳人・井上井月。念仏融合の詩一万首を謳い上げた妙好人・浅原才市。「究極の内観者」詩魂形成ゆかりの土地を逍遙する異色の紀行。
目次
序章 母なる声を聴く自己との出会い
第1章 同行二人のみちは内観のみち―自分さがしの四国札所遍路みちをゆく
第2章 うしろすがたのしぐれてゆくか―自由律俳人・山頭火のふるさと防府をゆく
第3章 ご恩うれしや―下駄づくり妙好人・才市のまち温泉津をゆく
第4章 母のからだの軽きに泣く―天才詩人・啄木のふるさと玉山村渋民をゆく
第5章 落栗の座を定めるや窪溜り―漂泊の俳人・井月の終焉の地伊那谷をゆく
著者等紹介
村松基之亮[ムラマツモトノスケ]
家族問題研究家、フリー・ライター。1936年大阪生まれ。1961年、読売新聞(大阪本社)編集局に入社。32年間の記者生活を経て、1993年自主退職、現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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