内容説明
ずるがしこいけど、おひとよし。ゆうきがあって、こうきしんおうせい。アメリカインディアンに神ともされるコヨーテの7つのおはなし。
著者等紹介
高野由里子[タカノユリコ]
1968年生まれ。東京都立大学人文科学研究科、英文学博士後期課程満期退学
古沢たつお[フルサワタツオ]
1976年東京生まれ。絵本のワークショップ「あとさき塾」で学ぶ。第16回小学館おひさま大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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花林糖
18
(図書館本)アメリカインディアンに神ともされる、コヨーテの7つのお話。読み始めた時は間抜けなコヨーテ話ばかり?と思っていたら、結構良い奴でしたコヨーテ。「コヨーテ、おそろしい怪物をたおす」「コヨーテ対怪物スカンク」が特にお気に入り。 2016/10/19
ここまま
12
アメリカインディアンの民話。いくつもある部族で語られてきたおはなしの中でコヨーテが登場するとあとがきにある。とても身近な動物だったのだろう。コヨーテが卑怯で愚かだったり、勇敢で知恵者だったりと多面性をもって描かれているところが面白い。日本の民話はいろりのそばで語られたけれど、インディアンの場合は焚火の周りで語り継がれてきたんだろうな。2018/01/30
鳩羽
8
アメリカインディアンの昔話。コヨーテに与えられたつよさの矢は短いものだったが、その代わりにずる賢さも貰う。好奇心のおもむくまま、コヨーテはいろんな冒険をしたり、失敗したり、憎めない立ち位置で活き活きと活躍する。わりと下ネタの話が多いので、男子にウケそうな気がする。まあ、食べるために殺したり、排泄したりするのは当たり前といえば当たり前なのだろうが。そういう意味でも、あんまり使わない方面の想像力を使わなければならないお話が多かった。2016/12/18
timeturner
6
昔話って無茶で納得いかないオチが多いのでふだんはあまり読まないのだけれど、古沢たつおさんのカバー絵がかわいいので手にとってみたら、とても面白かった。 高野由里子さんの再話が上手なのかも。コヨーテってアメリカインディアンから愛されてたんだなあ。(最初の話はかわいそうすぎるけど)2016/11/15
サラサラココ
3
小1、とくに面白かったのは、「コヨーテ、おそろしい怪物をたおす」「コヨーテ対怪物スカンク」「コヨーテ、夏をぬすむ」「コヨーテ、太陽をぬすむ」。2020/03/26
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