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内容説明
チェコ・シュルレアリスムの巨匠ネズヴァルとシュティルスキー。好事家向けに頒布された“エロティック短篇”と創作の原動力になった“夢日記”。テクストと図版が織りなす、チェコにおけるシュルレアリスムの実践!
目次
第1部 エロス(『性の夜想曲』(一九三一年)(ヴィーチェスラフ・ネズヴァル)
『エミリエが夢のなかで私の許にやってくる』(一九三三年)(インジフ・シュティルスキー))
第2部 夢(『夢(一九二五‐一九四〇年)』(抄)(インジフ・シュティルスキー)
『私の人生より』(一九五九年)(抄)(ヴィーチェスラフ・ネズヴァル))
著者等紹介
ネズヴァル,ヴィーチェスラフ[ネズヴァル,ヴィーチェスラフ] [Nezval,V´it〓zslav]
1900‐1958。20世紀前半のチェコ文学を代表する詩人。1900年、南モラヴィアのブルノ近郊の町ビスコウプキに生まれる。1920年代にアヴァンギャルド芸術家のグループ、デヴィエトシルに参加し、ポエティズムと呼ばれるチェコ独自の芸術運動を推し進める。その後フランスのシュルレアリストたちとの親交を深め、1934年にシュティルスキー、トワイヤンらとともにチェコスロヴァキアのシュルレアリスム・グループを結成。晩年は社会主義リアリズムに傾倒することもあったが、とりわけアヴァンギャルドの領域において成し遂げた文学的・芸術的偉業には比類のないものがある。1958年、プラハにて逝去
シュティルスキー,インジフ[シュティルスキー,インジフ] [〓tyrsk´y,Jind〓ich]
1899‐1942。20世紀前半のチェコ・アヴァンギャルドを代表する画家。1899年、ボヘミア北部のチェルムナー・ウ・キシュペルカに生まれる。プラハの芸術アカデミーで絵画を学んだ後、ネズヴァルと知り合い、1923年にデヴィエトシルに参加、頭角をあらわしていく。1925‐28年、トワイヤンとともにパリで暮らし、「現実の抽象的認識」を試みる絵画のスタイル、人工主義(アルティフィツィアリズムス)を追求。その後シュルレアリスムに傾倒し、1934年にネズヴァル、トワイヤンらとともにチェコスロヴァキアのシュルレアリスム・グループを結成する。ふたたびパリに赴くが、心臓病を患い、1942年にプラハにて逝去
赤塚若樹[アカツカワカギ]
東京都生まれ。現代アート、とりわけ文学、映画・映像、音楽に関心がある。首都大学東京大学院人文科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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