内容説明
シュタイナーの黙示録的ヴィジョンからどのような予測、希望がありうるのか秘儀について、モラルについて、信仰・愛・希望について…３・１１以降の世界へ、シュタイナーからの提言。
目次
電気・磁気・原子力―エーテル化する血液
白魔術と黒魔術
神智学のモラル
黙示録へのプロローグ
黙示録の象徴
信仰・愛・希望―人間のいとなみの三段階
著者等紹介
シュタイナー，ルドルフ［シュタイナー，ルドルフ］［Ｓｔｅｉｎｅｒ，Ｒｕｄｏｌｆ］
１８６１年ハンガリーで生まれ、１９２５年スイスで没したオーストリアの精神哲学者。自然科学研究・哲学研究を経て、独自の精神科学＝人智学Ａｎｔｈｒｏｐｏｓｏｐｈｉｅを樹立。教育・医学・農業・芸術の分野で大きな業績を残した
西川隆範［ニシカワリュウハン］
１９５３年京都市生まれ。奈良西大寺で得度、高野山宝寿院で伝法潅頂。ドイツのキリスト者共同体神学校に学ぶ。スイスのシュタイナー幼稚園教員養成所講師、アメリカのシュタイナー・カレッジ客員講師を経て、多摩美術大学非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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Gotoran
41
本書は、先に刊行された『天地の未来ー地震・火山・戦争』の続編。3.11（東日本大震災）以降を黙示録的な現代と捉え、数多のｼｭﾀｲﾅｰ講演録から黙示録的な時代考察に触れられたものを選び出して編まれている。信仰・愛・希望という観点からのｼｭﾀｲﾅｰの提言としてまとめられている。訳者緒言から“いたずらに不安や恐怖を抱くべきではないが、最も危ういのは悪魔的な動向に気付かずに日々を過ごすことである。政治・経済・文化の潮流に注目しつづけることが大事だろう。”と。真摯に受け留めて、自己の在り方強化に結び付けたいものだ。2019/01/24
ラタン
1
スピリチュアルを学ぶ人間にとって非常に参考になる本。特に「利己主義は身を守るために必要なもの」という意識は理想主義が掲げられがちな霊的真理の世界では重要ではないだろうか。2015/03/04
