感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gotoran
45
7年前に発生した未曾有の東日本大震災を受けて、訳者西川隆範氏が、数多あるｼｭﾀｲﾅｰ講演・講義録の中から選び出した地震・火山・戦争などについての黙示録的な考察に関る７編と付録１編を収める。現代社会及び現代科学が効率主義偏重、あまりにも唯物主義的になり過ぎていることに対して、自然を蔑にすることなく自然と一体化して考えるべきであるという精神科学の雄ｼｭﾀｲﾅｰからの提言を垣間見ることができた。複雑化している現代では科学のみならず哲学、宗教をも加味した在り方・考え方が必要と考える。2018/12/29
ake7🍀 積読本まだまだ消化中
9
ゲーテが描くメフィストフェレスはアーリマン。ルシファーと混同せぬ様／正しくない修行によりオカルト的な力を目覚めさせ利己的になるとアーリマン＝メフィストフェレスが影響を及ぼし肥大／正しい答えを得るには正しい問いを／地球第8の層は「粉砕」この破壊的力を克服する為人は調和的に共同すべし。人間自らそれを発展すべく地球内部に秘められた。好戦的な人はこの影響。白魔術が勝つと世界に悪がなくなる。人の進化には地球内部を改造する意味が。最後に地球は人類の力によって変化し霊化される／地球は丸みを帯びたピラミッド型で頂点に日本2022/12/19
ake7🍀 積読本まだまだ消化中
6
図書館取寄せ本。期間内に何とか2回読書。至る真理はシンプルであろうが、見慣れぬ訳語頻出の為か、中々難しく返り読みを繰り返す。シュタイナーの少年時代、オーストリア自身がドイツ嫌いであった為、ドイツへの依怙贔屓が生まれる機会はなかったとしている。一方で、真理の精神をとおしてのみ達成できる客観性に基づいた時、「第一次大戦は、ドイツの精神生活に対する反逆である」と説く。「〜戦場の血から〜 民族の犠牲行為から〜精神の果実が成長する」〜客観性に貫かれ〜愛の準備ができると〜この困難な時代に人類を助け導く霊達の役に立つ。2023/01/05
こひた
1
シュタイナーについては４気質説を倫理の教科書で触ったくらい。インド神秘主義と西洋神学が備わり最強に見えるが・・・ちょっと意図が伝わりにくい構成では。キングコングが共産勢力、ゴジラが核兵器というように恐怖の源泉分析はよく行われるが、悪魔や地震についてもいろいろ語っているのは面白かった。寝る前に胎界主でも読もう。2012/03/08
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- 和書
- 現代世界経済論
