内容説明
シュタイナーの人間学にもとづく音楽教育の本質と実践。28年間にわたり、シュタイナー学校の音楽教師としてメロディ、ハーモニー、リズムの本質と役割を問い続け、子どもたちに実践した成果がここに結実。
目次
1、2年生の心は五度の雰囲気
各インターヴァルの質の違い
3年生の心は四度の体験
9歳を越えると子どもの内面は大きく変化する
5年生の内面を促す音楽的課題―多声音楽、転調
音楽と人間の脈、呼吸との関係
6年生の内面にふさわしい音楽的課題、長調と短調
器楽演奏と子どもの楽器の選択
地上的に成熟する14歳頃の子どもとその音楽的課題
1~8年生の即興練習のポイント
7、8年生でのリズムの練習
9~12年生の内的成長の特長と音楽
9~12年生の即興演奏の練習
即興練習の最終目標―自由な即興
著者等紹介
ヴェンシュ,ヴォルフガング[ヴェンシュ,ヴォルフガング][W¨unsch,Wolfgang]
1926年6月18日、ドイツのザーレ河畔のハレ市生まれ。49年に収容所から復員の後ベルリンにて教会音楽を学ぶ。自然科学の国家試験の後、1963年から92年までドイツ国内のシュタイナー学校で音楽の教師を務める。それと並行してボンのアラヌス芸術大学で教える。93年よりヴィッテン‐アンネンのシュタイナー教育インスティテュートで教官として教える。96年よりハンブルク、ストックホルム、モスクワ、ドニプロペトロフスク(ウクライナ)のシュタイナー教育ゼミナールの賛助教官として教え、また他の国でもコースを持っている
森章吾[モリショウゴ]
1953年東京生まれ。78年、東京大学農学部卒業後、78~85年千葉県立高校の生物科教諭。88年スイス・ゲーテアヌム自然科学研究コース修了。89年シュツットガルト・シュタイナー学校教員養成ゼミナール修了(高学年、生物、数学)、89年帰国。93~95年津田塾大学非常勤講師。96年より大阪を拠点に、シュタイナー教育の実践と研究をしている。2005年よりNPO法人京田辺シュタイナー学校高等部の非常勤講師。また、ライアー・アンサンブル「クラング」を結成し、演奏活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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