内容説明
若い画家だった著者は、皇軍の一兵士として中国大陸に出征、大陸各地を転戦する。やがて敗戦。たちまちソ連の捕虜となり、ついには新生中国によって戦犯として扱われることになる。波乱万丈の十五年を通して、自力と他力とを充分に生かしながら、じりじりと「個」を確立していった記録。
目次
第1章 戦争時代の小市民―どこに自分を見つけたか
第2章 中国の戦場―皇国史観の総仕上げ
第3章 虜囚となった兵隊―立場・見方の相違と一人の日本人
第4章 人はどのようにして自分を変えられるか―洗脳教育の意味と内容
第5章 自分の人生を生きる―前半生に何を学んだか