出版社内容情報
2016年中国の対外直接投資戦略が始動した。中国の意図を整理し、国内外における要件、課題を分析し今後を予測する。アジアインフラ投資銀行(AIIB)の発足を受けて、2016年中国の“一帯一路(新シルクロード)”構想及び“走出去(中国企業の対外直接投資)”戦略が本格的に始動した。本書では、中国の意図を整理し、構想と戦略を実施する上での国内外における要件、課題、国内産業への効果について分析・検討し、今後の発展を予測する。日本(政府及び企業)として、どのような関係構築をするのか、その手がかりを提示する。
はしがき
第?部 対外直接投資戦略の意義と政策体系
第1章 “走出去”戦略の意義と効果
第2章 「一帯一路」構想と「?伴関係」の構築
第3章 人民元の国際化
第4章 中国における対外投資プロジェクト管理制度及びその発展
第?部 対外投資戦略のリアリティー
第1章 対外投資戦略の中国経済への効果
第2章 対外投資戦略の課題――受入国・企業とのコンフリクト
第?部 対外投資戦略の展望
第1章 開放型経済の新体制は描けるか――“中国の夢”の誤り
第2章 対外投資戦略成功のための要件
第3章 今後の展望、対日直接投資戦略と日本政府・日本企業
梶田 幸雄[カジタ ユキオ]
梶田 幸雄
麗澤大学経済学部教授。主な著書:『中国国際商事仲裁の実務』(単著、中央経済社)、『中国ビジネスのリーガルリスク』(単著、日本経済評論社)他。
江原 規由[エハラ ノリヨシ]
江原 規由
国際貿易投資研究所研究主幹。主な著書:『中国経済36景』(単著、中国外聞出版社)、『中国経済最前線』(単著、ジェトロ出版)他。
露口 洋介[ツユグチ ヨウスケ]
露口 洋介
信金中央金庫海外業務支援部上席審議役。主な著書:『中国経済のマクロ分析』(共著、日本経済新聞社』他。
江 利紅[コウ リホウ]
江 利紅
中国華政法大学法律学院教授・法治政府研究所長、中国弁護士。主な著書:『現代中国の統治機構と法治主義』(単著、中央経済社)他。
目次
第1部 対外直接投資戦略の意義と政策体系(“走出去”戦略の意義と効果;「一帯一路」構想と「夥伴関係」の構築;人民元の国際化;中国における対外投資プロジェクト管理制度及びその発展)
第2部 対外投資戦略のリアリティー(対外投資戦略の中国経済への効果;対外投資戦略の課題―受入国・企業とのコンフリクト)
第3部 対外投資戦略の展望(開放型経済の新体制は描けるか―“中国の夢”の誤り;対外投資戦略成功のための要件;今後の展望、対日直接投資戦略と日本政府・日本企業)
著者等紹介
梶田幸雄[カジタユキオ]
麗澤大学外国語学部教授。北京航空航天大学法学院兼任教授。中央大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。青森中央学院大学経営法学部助教授などを経て現職
江原規由[エハラノリヨシ]
国際貿易投資研究所研究主幹。東京外国語大学外国語学部卒業。日本貿易振興会(ジェトロ)、ジェトロ・バンコクセンター駐在、ジェトロ大連事務所所長、ジェトロ北京センター所長、上海万博日本館館長・政府副代表などを経て現職。大連市旅順名誉市民、山東省烟台市投資顧問
露口洋介[ツユグチヨウスケ]
信金中央金庫海外業務支援部上席審議役。東京大学法学部卒業。日本銀行入行、在中国日本国大使館経済部書記官、日本銀行香港事務所次長、日本銀行北京事務所長などを経て2011年4月より現職
江利紅[コウリホウ]
中国華東政法大学法律学院教授・法治政府研究所長、中国弁護士。中国政法大学大学院法学専攻博士課程修了(博士)、中央大学法学研究科公法専攻博士後期課程修了(博士)。江西財経大学法学院准教授・比較法研究所長などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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