内容説明
生、死、快楽、苦しみ、悲しみ、恐れ、情熱、美、自由、幸福、そして愛と孤独―人生のあらゆる問題について、根源から問いかけ、共に考える。現代のプラトン=クリシュナムルティの「対話篇」。
目次
マドラス(現チェンナイ)にて―一九七二年一二月一六日
ブロックウッド・パークにて―一九七一年九月一一日
ラージガート・スクールの学生たちと―一九五二年一二月一九日
ボンベイ(現ムンバイ)にて―一九五〇年二月一二日
オーハイ(カリフォルニア州)にて―一九四九年八月二八日
ボンベイにて―一九五〇年三月一二日
ニューヨークにて―一九五〇年六月一八日
シアトルにて―一九五〇年八月六日
マドラスにて―一九五二年二月三日
孤独について―『生へのコメンタリー・シリーズ』より〔ほか〕
著者等紹介
クリシュナムルティ,J.[クリシュナムルティ,J.] [Krishnamurti,J.]
1895年、南インドに生まれる。神智学協会に見出され、宗教教育を受け、「星の教団」の指導者となったが、1929年教団を解散。以後いかなる組織にも属さず、人間の意識の解放を目指して世界各地を回り、講演と著作で多くの人々に深い影響を与えた。1986年カリフォルニアで死去
中川正生[ナカガワマサオ]
1940年、長崎に生まれる。1974年、法政大学大学院文学研究科博士課程単位取得中退。出版社勤務を経て翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nina
11
インド出身の哲人クリシュナムルティの1949年から1982年までに世界中で開催された講演会のうち、愛と孤独をテーマとしたスピーチやQ&Aをまとめたもの。話し言葉のまま記録されているので、重複する部分が多いがとても読みやすい。一般に「愛」と呼ばれるものはその対象への依存心や恐れであり愛することで見返りを求めようとする。真の愛とはもちろん快楽でもなく苦しみもない。愛とはつまり慈悲である。と曰う。かなり仏教の考え方に近い気がするし、普段漠然と感じていることでもあるけれど、実際そんな崇高な愛に近づけるのだろうか。2013/10/29
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