内容説明
米国側から初めて明らかにされた「日本のいちばん長い日」。これまで知られていなかった米国戦略爆撃調査団そのほか米国内の公的機関の記録資料や証言をもとにしてマクロとミクロの視点を駆使して描ききった傑作ノンフィクション。
目次
「戦争」か「和平」か
第1部 総力戦(日本を焼き払え;「国体護持」vs「一億玉砕」;出口はポツダムとトリニティだ)
第2部 終盤戦(原爆基地テニアン;「破壊の雨」;「決断」と「不決断」)
第3部 抗命戦(反乱;ブラックアウト―闇の中の闇;ラスト・ミッション)
第4部 仮想戦(戦慄の“出口”シナリオ)
著者等紹介
スミス,ジム・B.[スミス,ジムB.][Smith,Jim B.]
1924年生まれ。高校卒。民間の米航空戦史研究者。21歳の時、B29重爆撃機の通信士として11回の対日空爆任務に就く
マッコネル,マルコム[マッコネル,マルコム][McConnell,Malcolm]
1939年生まれ。ウィスコンシン大学卒。ワシントンの国務省入りして10年間の外交官生活を送った後、純文学系の作家を志すが、1980年代からは保守的なノンフィクション作家に転じ、“共著物”のスタイルを定着させる。20数点以上の作品があり、分野は宇宙開発、軍事科学、航空戦史、軍人論を得意とする
新庄哲夫[シンジョウテツオ]
1921年、米国生まれ。旧制青山学院英文科卒。東京新聞編集委員を経て翻訳、著作に専念
保阪正康[ホサカマサヤス]
ノンフィクション作家、昭和史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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