内容説明
会社が人を支配する時代から人が会社を支配する時代へ―気鋭の米国商法学者が、株価最大化を至上命令とする、株主本位・短期的視点の「アメリカ型経営」に真っ向から挑み、株式会社の将来像に迫る!会社は誰のもの、会社の目的は何か―根本的な問いに答える、経営者・ビジネスマン必読の書。
目次
第1部 基盤―アメリカ企業の哲学(アメリカ流自由主義とその根本的欠陥―企業問題の根底にあるもの;完璧なる「外部化マシン」;企業心理―役割統合の制約;富は価値か)
第2部 構造的な罠―法の名の下に(経営者―ジキル博士かハイド氏か;伝統的な株主―生ける死者の夜;新たな株主―クオトロンを持ったキングコング;見捨てられた株主;ディルバート社会?―アメリカの企業労働者)
第3部 海外のアメリカ人(資本主義、社会主義、民主主義;伝統的アメリカと誤ったアメリカ―拡大するアメリカの経済帝国主義)
著者等紹介
ミッチェル,ローレンス・E.[ミッチェル,ローレンスE.][Mitchell,Lawrence E.]
米国、ジョージ・ワシントン大学ロースクール教授(会社法、財務論、法学)。1956年、ニューヨーク市、ブルックリン生まれ。ウィリアム・カレッジ卒業後、コロンビア大学でJuris Doctor(法学博士)を取得。投資業界でキャリアを積んだ後、教職に就く
斎藤裕一[サイトウユウイチ]
1961年、静岡市生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。ニューヨーク大学大学院修了(ジャーナリズム専攻)。出版社勤務を経てフリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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