内容説明
文明は旅をし、他文明と出会い、子を孕み、新しい文明として成長する。東西各文明の現場に立ち、その本質と未来文明のあり方を考察した斬新な比較文明論。
目次
1 文明を結ぶ道(シルクロードの心;「シルクロードと平和」 ほか)
2 文明の対話(文明の歪み―新しい世界秩序を求めて;西欧的ロゴス―森有正氏をめぐって ほか)
3 文明をつなぐ見えない糸(秘められた地下の水脈―海のシルクロード;荘厳の夜明け―ボロブドゥールが語るもの ほか)
4 自然環境と文明(インダス河のほとりにて―モンヘンジョ・ダロ遺跡考;一つの湖の死―人間の倨傲 ほか)