内容説明
天と地の間、「青い鳥」は飛ぶ!メーテルリンクによる幸福をめぐる117の変奏曲。
著者等紹介
メーテルリンク,M.[Maeterlinck,Maurice]
劇作家・詩人・随想家。1862年、ベルギーのガンに生まれる。ガン大学で法律を学び弁護士になるが、早くに文学の道に転ずる。パリの詩壇にデビュー後、独自の象徴主義的戯曲を精力的に発表、作家としての地位を確立する。彼の作品の底流には常に、魂の、そして宇宙の神秘に対する深い洞察がある。1911年、ノーベル文学賞を受賞。1949年、ニースで死去。著書に、『青い鳥』(新潮文庫他)、『ペレアスとメリザンド』(岩波文庫)、『蜜蜂の生活』『花の知恵』(工作舎)、『貧者の宝』(平河出版社)他
山崎剛[ヤマザキゴウ]
1950年、横須賀市に生まれる。早稲田大学文学部仏文科卒業。翻訳者。訳書に、A・リシュタンベルジェ『かわいいトロット』(秋山書房)、B・サンドラール『なぜもうだれもワニを水辺に運んでやらないの』(福音館書店)、M・メーテルリンク『貧者の宝』(平河出版社)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
無能なガラス屋
3
再読。内的成長や意識の拡大(どちらも同じことだが)などに興味のある人は絶対に読んでおくべき本。メーテルリンクはイエスや老子といった人達と同じ系譜に連なり、ヘンリー・ミラーやエマソンの兄弟みたいな人物だと感じる。「(…)真理への道をどの辺りまできたかは、われわれの人生に伴うすべての事柄に向けられた探究心や、愛や、畏敬や、賞讃の気持ちの増大によってわかるのである。」 2022/04/25
ぺろりん
0
一文一文が重みがあり、時代や国を超える普遍的な幸福論だと思う。歴史的人物や哲学者、古典文文学などに依拠する部分が多く、深く読むには幅広い教養が必要だが、どこの誰にでもあてはまる人生の真理を探究している。2023/06/05
-
- 和書
- シンデレラ