内容説明
1960年代以降、アメリカに広まるニューエイジの意識変革の潮流を背景に生まれたトランスパーソナル心理学は、その実践的側面であるトランスパーソナル・セラピーと分けて語ることはできない。トランスパーソナル・セラピーは、西洋の心理学の手法と東西の修行法を結び、健全な自我の確立を折り返し点として、自我を超えたさらなる意識発達の可能性を追求する。本書は、黎明期にあるトランスパーソナル・セラピーの現状を、理論と実践の両面からわかりやすく語った入門書である。
目次
トランスパーソナル心理学の誕生(人間性心理学とトランスパーソナル心理学;揺籃期のトランスパーソナル心理学;トランスパーソナル心理学の時代背景)
ケン・ウィルバー(意識のスペクトル;意識の発達論;精神病理のスペクトル)
スタニスラフ・グロフ(LSD研究とホロトロピック・セラピー;意識の作図学)
サイコセラピーの発展(サイコセラピーの源流;実存・人間性セラピー;トランスパーソナル・セラピー)
トランスパーソナル・セラピーの現場
付・トランスパーソナル・セラピーの技法(「ホロトロピック・セラピー」のやり方;スーフィーの「ジクル」のやり方)
感想・レビュー
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