内容説明
ラマ・ファウンデーション〈Lama Foundation〉は、60年代にアメリカに登場したコミューンの一つ。ニュー・メキシコ州の山中にあって、当時から一つの宗派に属さない普遍的スピリチュアリティ(精神性)を中心にしたコミューンの老舗として知られ、現在もその姿勢を崩すことなく活動を続けている。
目次
第1部 変容の旅―華麗なる変身―リチャード・アルパート博士からババ・ラム・ダスへ(告白・開かれた体験記;成功物語;不満物語;心の扉をひらく;アシュタンガ・ヨーガ)
第2部 混沌から光明へ
第3部 聖なる日々の糧として―意識を高めるための百科全書(目覚めの準備;放棄すること;眠ること;食べること;学ぶこと;アーサナ;マントラ;エネルギーを転換する;プラーナーヤーマ;セックスのエネルギー;ドロップ・アウトとは何か;お金と正しい暮らし;カルマ・ヨーガ;バクティ・ヨーガ;踊ること;瞑想すること;合理精神;真実にいたる方便としての向精神性物質;サーダナの道順;修行の場;ファミリー・サーダナ;ひとり暮らしのサーダナ;死ぬこと)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっきー
17
⭐4 スティーブ・ジョブズの映画でヒッピーの友人とこの本を読んだかいと話していたので読む、表紙のイメージと違って案外読みやすかった、史上最強の哲学入門東洋編の映画の登場人物の例えが分かりやすかったがこの本でも出てきた、登場人物に入り込んでもすぐ戻れる観照できる立ち位置に居つつそれも否定する、一方、没入することでゾーン状態で通常以上の力を発揮できることもあると思う、没入を否定して自己を観照しつつ自己をも否定することと、没入して無我でゾーンに入ると言うのは紙一重でそれこそ自分のような凡人には難しいぞ2022/08/05
yo
5
いままで世間的にいわれている精神世界的な物には懐疑的だったし、むしろ嫌いだった。 本書はそんな自分に新しい視点や知見を与えてくれる良著だったとおもう。 宗教的に精神世界に逃げる為の書でなく、事の理にもとづいて説明している様に思った。 帯にはアメリカの若者を変えた的な事がかいてあるが、僕自身 10年前に読んでいても理解はできないことが多かっただろうと思う 個人的には今、このタイミングで読めた事はラッキーだと思った。 ラムアダスが自身の経験で知った事を筋をとおして伝えようとしているのがわかり、そこに暖か2012/09/10
うちこ
3
ハーバード大学教授のリチャード・アルパートという人が、ドラッグにハマって自己に目覚めてインドへ行ってヨギになって、ババ・ラム・ダスになったよ。そんな俺の意識改革武勇伝な本、という印象。昔のインドの暇な人たちが一生懸命考えてくれたことなのに、もともとインテリで特別な俺のフィルタを通したからって「アメリカを変えた本」だなんて、さっすがぁ。 さらに、ここに書いてあることの転記を許可するのは「あらかじめ書式をもってラマ・ファウンデーションの了承を得た場合に限ります」という、あまりにも非シェアなことになってます。2011/05/13
ジャンノマン
1
ジョブズの愛読書。二章以降は実践編なので、一章のみ読了。まさにヒッピー文化のバイブルという感じ。ジョブズの事をある程度知ってから、この本を読むと、いかにジョブズがこの本に影響を受けたか分かる。他人に否定的だった事でも有名なジョブズだが、この本をそのまま実践しているように、惚れ込んだ物事に対しては、いかにジョブズが素直な性格だったのかが分かる。2017/03/17
川口恵子
1
60年代のヒッピーカルチャーを牽引した本とのことです。雑味いっぱい、そこが好き嫌い別れるところかな? 私はあんまり馴染めませんでした。途中のカラフルな紙づかいの造本は面白かったけど。2015/06/23