世界の王

世界の王

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  • サイズ 46判/ページ数 252p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784892031397
  • NDC分類 147
  • Cコード C0010

内容説明

中央アジアに存在するといわれる秘密の理想郷〈アガルタ〉。そこは、精神的権威と政治的権力が分化することのない始原の原理の発するところ、世界の中心である。この地を統べる者は〈世界の王〉と呼ばれる。ルネ・ゲノンは、アガルタ伝承を中心にカバラ、インド思想、キリスト教、聖杯伝説等に伝えられる〈世界の中心〉について考察を試み、その象徴学的意味を明らかにする。本書は、反近代の思想を貫いたゲノンの主著『世界の王』と、アガルタの消息を伝え、数奇な運命をたどった奇書、サン=ティーヴ・ダルヴェードルの『インドの使命』を収録する。

目次

世界の王(西洋における「アガルタ」の概念;王位と教皇位;「シェキナー」と「メタトロン」;三つの至高の役割;聖杯の象徴学;メルキ・ツェデク;ルズあるいは不死の住処;カリ・ユガの間隠れる至高の中心;「オンファロス」と霊石;精神的中心の名称と象徴的表象;精神的中心の所在地;若干の結論)
東洋の使命―ヨーロッパにおけるインドの使命、アジアにおけるヨーロッパの使命〈サン=チーヴ・ダルヴェードル〉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

磁石

18
世界の王とはアガルタとはシナーキーとは何か。どういったものなのか、何処にあるのか、ただの伝説なのか/どうしてそんな言い伝えがあるのか、何故大多数の人にはその姿が閉ざされているのか/秘儀として細々と伝えられてきたのか。何故今ソレが必要なのか、必要としてこなかったからこそ現状の悲惨が生まれてしまったのではないか、等等……。注釈と用語解説が大量にあるけど、読み解けれない。何やらわからぬ熱だけしか伝わってこない。著者にはあって自分にはない鍵のような物を/思想の根源を掴めていないもどかしさがあった。まだまだ修行不足2016/05/16

garth

5
地理的事実や歴史的事実は、他のすべての事実と同じく、われわれにとって象徴的価値をもつ。そしてこの象徴的価値はもちろん、これらの事実から事実としての固有の現実性を奪うのではなく、直接的現実性に加えて、高次の意味をこれらの事実に授けるのだ。2020/07/29

HANA

5
インド哲学や聖書の記述をオカルトという観点から解釈している。オカルトとかの知識が足りなさすぎて、内容にわからない部分が多々あり。インドの使命の方はユートピア小説として読めた。2010/03/02

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