気・流れる身体

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  • サイズ 46判/ページ数 313,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784892031380
  • NDC分類 490.9

出版社内容情報

中国の医学では、固定的な物体としての臓器や消化管、骨格といったものは、重要ではあるにせよ、医療の主たる目標とはなっていない。その中を流れるものこそが、人の身体にとって本質的なものである。静的な物体ではなく、生きて流れ動く身体としての中国医学を明らかにする。

内容説明

中国の医学では、固定的な物体としての臓器や消化管、骨格といったものは、重要ではあるにせよ、医療の主たる目標とはなっていないのだ。より正確にいえば、臓器や消化管・骨格は、入れ物や管にすぎない。その中を流れるものこそが、人の身体にとって本質的なものなのである。中国の伝統的な宗教である道教と、伝統医学を通して、個の身体に注がれるまなざしの、さまざまなありかたを考えたい。

目次

第1章 流れる身体(二つの身体;流体としての身体)
第2章 広がり充ちる「こころ」(流体の内なる「こころ」;「こころ」の身体化;「物」と「こころ」;気による認識)
第3章 集合としての自己(なにが自己なのか;存思の身体論;体内神という考え方;マクロコスモスとミクロコスモス;存思の諸技法;「濁れる神々」と身体の純粋化)
第4章 流れの創造と身体錬金術(流れの創造パターン;身体の純粋化;内丹のプロセス;「純陽の身体」という考え方)
第5章 中国的二元論(二つの二元論;操作概念としての二元論;部分と全体;自己と他者)

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