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出版社内容情報
ただのおでん屋なのに何の因果か、知らない世界に飛ばされるようになってしまった春子。
それでも春子はそんな奇怪な現象に見舞われようとも、普段と変わらず誰であろうと、あたたかいおでんを客に食べさせていた。
怒りや悲しみ、生活や仕事の疲れで蹲ってしまいそうな人々の前に現れ、差し出される一皿のおでんとぶっきらぼうな婆の言葉。
腹を満たし背中を押されて立ち上がり、自らの道を歩き出した異世界アステールの人々。やがてその道の先が、その日、交差する――。
偏屈婆さんが行く、ぽかぽかおでん群像劇、感動の第2巻!
内容説明
ただのおでん屋なのに何の因果か、知らない世界に飛ばされるようになってしまった春子。そんな奇怪な現象に見舞われようとも、春子は普段と変わらず誰であろうと、あたたかいおでんを客に食べさせていた。怒りや悲しみ、生活や仕事の疲れで蹲ってしまいそうな人々の前に現れ、差し出される一皿のおでんとぶっきらぼうな婆の言葉。腹を満たし背中を押されて立ち上がり、自らの道を歩き出した異世界アステールの人々。やがてその道の先が、その日、交差する。偏屈婆さんが行く、ぽかぽかおでん群像劇、感動の第2巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
21
★★★★★めっちゃ良かった。すっごい泣いた。2巻でもおでん屋台ごと異世界に迷いこんだ春子ばあさんが、人生の岐路に立っている異世界人たちにおでんを振る舞うという大枠のストーリーはそのまま。その出会いをきっかけに変わっていったそれぞれの登場人物たちの物語がやがて1本に繋がっていき、国を襲った未曽有の危機に対処していくまでの一代記を実に見事に描いていて非常に良かった。2巻から登場した人物も多くいるが、やはり私としてはアントンたちを推したい。2巻では中級学校の入学から上級学校の卒業間近まで描かれているのだが、2024/03/28
しぇん
21
群像劇ですが最後の方は今までの話の登場人物や行いが結実していくのが見事でした。地獄の門が一番気になっていたのですが、そこから遂に溢れてしまったり、戦争が勃発したりの中々怒涛の展開でした。魔物にかんしては先生がチート過ぎて学園の先生が皆ああなのは嘘じゃないの?とか思ったりしましたが…。エピソードの皆が客に帰ってきては綺麗にまとまっているし、終わったなと思ったら一章完?どう続くのかわかりませんね2023/12/30
和尚
18
良すぎた、感動しっぱなしでした。 セントノリスの彼らが良すぎる。なんなんだろう、僕は断片を垣間見ただけなのに、泣いてしまいました。 ミネルヴァとメイクのオネエさま方もとてもいいし、薬屋の彼もいいし、出てくる皆好きすぎる。 そして最後に、カケラだった物語が結びついて感動に導いてくれるのは最高の体験でした。 良き物語をありがとうございました。2024/06/19
菊地
3
「おでん屋春子婆さん」がメインのストーリーに関わっていなくて、ファンタジー世界群像劇みたいになっていた。 正直1巻から時間があいていたこともあり、登場人物たちがどういうキャラだったかうろ覚えなこともあり各キャラに対する愛着が乏しいので、そういうキャラたちの群像劇を見せられてもイマイチ乗っていけないところはあった。 「おでん屋春子婆さん」に生き方を変える切っ掛けを与えられたキャラクター達とはいっても、「おでん屋」の存在感がここまで希薄だと作品のコンセプトが迷走している印象。正直イマイチでしたね。2023/06/01
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