ブレイブ文庫 子犬を助けたらクラスで人気の美少女が俺だけ名前で呼び始めた。「もぅ、こーへいのえっち…」〈１〉

マナシロ カナタ【著】

一二三書房（2022/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 256p／高さ 15cm
• 商品コード 9784891998745
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

一二三書房WEB小説大賞銀賞受賞作！

内容説明

高校進学を機に、小さい頃から好きだった幼馴染に想いを告げたものの、見事に撃沈してしまった広瀬航平。そんな彼は、高校入学初日の帰宅中に一匹の子犬を助ける。その子犬は偶然にも同じクラスの美少女・蓮池春香の愛犬ピースケだった。それがきっかけで、春香は航平と仲良くなり、クラスの男子の中で彼だけを名前で呼ぶようになる。幼馴染に振られて傷心中の航平も、春香との交流の中で少しずつ元の明るさを取り戻してきて―。第１回一二三書房ＷＥＢ小説大賞銀賞。

著者等紹介

マナシロカナタ［マナシロカナタ］
第１回一二三書房ＷＥＢ小説大賞にて“銀賞”を受賞。本作がデビュー作。小説投稿サイト「小説家になろう」などで精力的に活動中。兵庫県民（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

高校進学を機に好きだった幼馴染に想いを告げたものの、見事撃沈した広瀬航平。傷心の彼が入学初日の帰宅中に一匹の子犬を助けて、飼主の美少女・蓮池春香と出会う青春ラブコメ。実は同じクラスで席も家も近くて、積極的にぐいぐい来る春香と仲良くなった航平。彼女と積み重ねてゆく日々に、幼馴染に振られたその傷心もいつの間にか癒やされてゆく展開でしたけど、空白に上手くハマって急速に距離が縮まっただけに、航平の気持ちが追いついてない感もありましたかね…二人の関係がこれからどうなるのか、幼馴染の動向も気になるところではあります。

2022/10/29

[rotti619]

家族同然で育った幼馴染の相沢千夏へ高校進学を機に告白したら玉砕。意気消沈したまま広瀬航平が高校初日の帰宅中、迷子の子犬を助けたらクラスで前の席に座っていた蓮池春香のペットピースケだった、というお話。この春香がいきなりフルアクセルで航平にアプローチし始めるのが特徴で、失恋直後でヘタレ気味の彼と丁度良いバランスが取れている。と言っても長年千夏に恋心を抱いている（まだ未練付き）ので、どう接したら良いかわからない航平と、何が何でも付き合いたい春香のせめぎ合いが、終始楽しめた。千夏側も思う所があるようで今後に期待。

2022/10/26

[カシオペア2]

非常に面白かった。幼馴染に告白して振られた後に出会った女の子と仲良くなるっていう。個人的にはこの作者さんの作風は合うかなと思う。一気に読めた。これから先の展開が非常に楽しみ。果たして幼馴染千夏はどう話に絡むのか、仲良くなった春香とどうなるのか。この展開が面白い。

2023/05/01

[きっと]

良作。面白かったです。会話劇が小気味良くてするすると読めてしまいました。鈍感主人公となってしまった背景設定に違和感がなかったのも良かったです。幼馴染が気持ちに気付いた今後どんな動きが始まるのか興味津々です。あとがきでは触れられていませんが続刊を是非読みたいですね。よろしくお願いします！

2023/01/21

[ひぃす]

家族同然の幼馴染に告白したら玉砕。傷心状態で道路に飛び出す子犬を助けたら飼い主のクラスメイトと仲良くなる話。うん、端的にいって大好物です。とにかく春香がかわいく描かれていて、大満足。この展開なら、千夏には姉ポジで見守っていて欲しいって思っちゃうなぁ。ただ、航平視点で描かれている弊害だと思うけど、春香の心情の機微が見えないんですよね。なので、読者には春香が突然想いを募らせているように見えちゃう。あと、1冊通して見ると、中盤がちょっと冗長かなという印象も。とりあえず、次も読む。

2023/07/11