内容説明
神と魔王が覇を争うゲーム“神々の遊戯”で大神である兄に勝利した女神サリアとその勇者、“最弱の魔物”コボルトのシェート。絶対無敵の勇者を倒し、想像以上のレベルアップを果たしたシェートは、大陸中の勇者から狙われてしまう。一方、天界では兄を倒し力を奪った『邪神』と非難され、唯一の味方と言える竜神とも引き離されてしまい、孤立を強いられるサリアに『疫神』イヴーカスが近づくが、彼は他の神々にも接触していた。世界の敵となった二人の戦いが幕を開ける!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
dorimusi
3
Kindle Unlimited. 1巻で大物を倒して大幅にレベルアップしたもののコボルトなので大した成長できず、周辺勇者から狙い撃ちにされる。それをまとめて返り討ちにするところまで。ネズミの神様の驕るの早いなぁ。まぁ全体的にはけっこう面白かった。主役がコボルトだからってのはあるだろうけど、下手な恋愛がないおかげかな。2025/05/06
ジュン
3
深いお話。自分はなぜ生きるのか?そんな主人公(コボルト)の悩みを描く。「みんな、俺に、死ね、言う」(本書P128)。時に恐れて逃げられ、時に面白半分に追いかけられ。「最弱」は生きる目的を失う。そして……。 凄く辛い、多分1割も想像できてないと感じる、過酷な話でした。それでも、あとがき曰く、まだプロローグだったらしい……。まだ見ぬ本編に対し、戦々恐々としますね。2016/02/07