- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > ティーンズ・ファンタジーその他
内容説明
多くの被害を出した“黒く蠢くもの”事件から2か月後―伊豆半島でその件にかかわる調査を進めていた主人公の五祝神奈が国家転覆を進めるある教団の関係者だと噂が流れ、逮捕命令が下されてしまう。神奈たち不在の隙を突くように、東京・丸の内に“地母神が産みし数千の黒き仔山羊”という怪物が出現。陸上自衛隊・臨時首都防衛集団と怪物の戦いが都内で繰り広げられ、戦後初めて、首都に戦車砲の砲声が響き渡る。首都潰滅目前に、数百万の携帯電話から立ち上った朱い煙はなにを意味するのか!?―。
著者等紹介
くしまちみなと[クシマチミナト]
作家。『かんづかさ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chunden
4
今回も怪獣大戦争…些か畳み方が急なので噂通りなのかなぁと…ちょいと鼻につくところもあるけど設定も練りこんであるし良作なんだけどね。一応のケリは付いたものの、やはり続刊を希望したい。2013/03/05
綾瀬ちかこ
3
怒濤の怪物大戦争とよく動くお偉い方々。見開きの挿し絵はある意味要注意かな(笑) テッシーに手こずっていたのがなんとやらな、チート神奈嬢。散らばっていた伏線を回収してこれにて一件落着? ……さり気なく、続刊を期待しています。2013/03/26
和 巳酉
3
本邦の御方々だけでも難儀なのに複雑怪奇なコズミックホラーまで加わってそりゃもう大変。前巻では巨大化した従属種族にかなり手こずりましたが、今回は陸に“外なる神の落とし子”海に大物“眷族”と双方共にかなりの格上が相手でした。天変地異が起こるのも、一般人がポリポリ咀嚼されちゃうのも、半魚人に集られて肉を毟られるのも、みんなみんな神様のせいなのです。しかし、有る意味自由な方々に良いとか、悪いとかはありません。邪魔する奴は凪払う。役に立たなきゃ切り捨てる。どうぞお静まり下さい。起きないで下さい。さて、次の相手は…2013/03/17
ちゅるふ
3
やっぱ、アトラク=ナクアつったら、黒髪ストレートだな。で、和泉さん、そんだけあれば立派なものですよ、ナイものを求めないように。さらに、結構誤植が目についたのは残念です。2013/03/08
F.key
3
日本神話とクトゥルー神話の入り混じるバトルでした。以前よりもクトゥルー分が多くなってたかな。そんなバトル描写はミリタリー方面も結構書かれてた印象。最後の展開は急ぎ足気味に感じたけど、締めはちゃんとしてたと思います。一段落したけど続刊出ないのかなぁ。2013/03/07