内容説明
越後・長岡藩の故事「米百俵」の物語が、海を渡って、中米・ホンジュラスの人々によって上演され、感動を与えた。マヤ文明・コパン遺跡を有するホンジュラスより、中南米諸国に「米百俵」の精神が、いま、静かに広がりつつある。
目次
ホンジュラスと日本
マドゥーロ大統領に初めて「米百俵」について話す
文化大臣と意気統合熱意と努力
著作権をめぐって
文化大臣の訪日皮膚感覚の交流
舞台づくりをどうする?
ホンジュラスで幕末の演劇が出来るのか?
山椒は小粒でもピリリと辛い国立演劇学校
初演への汗
満席の初演そして
向井千秋宇宙飛行士「米百俵」観劇
反響広がる
善意の輪―集まる寄付金
大統領次女セシリアさんと長岡市訪問
森民夫長岡市長のホンジュラス訪問
紀宮殿下ご臨席の下での特別上演
地方公演
百俵を千俵万俵へ、一層の相互交流を
著者等紹介
竹元正美[タケモトマサミ]
1945年長野県生まれ。日立製作所中央研究所勤務。早稲田大学法学部卒。外務省入省。米国ドゥルー大学大学院修士号取得(国際関係論)。外務省アメリカ局、中近東アフリカ局、経済局、韓国大使館、豪州大使館、欧亜局、中近東アフリカ局勤務後、1986年宮内庁東宮侍従。皇太子・同妃両殿下のご訪米、礼宮殿下のブラジルご訪問にお供した。1988年外務省経済局海洋課長、大臣官房儀典官。1990年、儀典官として即位の礼に参列する外国人賓客の受け入れ準備に当たる。その後、タイ大使館公使、スペイン大使館公使。1999年よりヒューストン総領事。2001年よりホンジュラス特命全権大使
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