内容説明
2005年の結成からパルコミュージアムでの個展「Chim↑Pom」までの代表作をすべて網羅。さらに国内外の評論家やキュレーターによるさまざまな論考を併載し、話題沸騰のアーティスト集団に迫る。
目次
0 GROUND 0
1 HUMAN AND CIVILIZATION
2 LIFE AND SOCIETY
3 PARTY
4 BODY AND SOUL
5 SEX AND GENDER
6 PUBLIC AND PRIVATE
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
66
岡本太郎の画に原発事故の画を繋げたり、「ヒロシマの空をピカッとさせる」で知られるチムポムの作品集。殺鼠剤耐性を身につけたネズミを捕獲し展示したスーバーラットなど、(剥製は嫌だけど)とにかく身体でやっているのが無視できない。自殺者の遺品をオブジェにしたり、狐狗狸さんを背中の上でやって刺青する身体改造芸術は怖いし、心が痛む。監視カメラのある部屋で鴉と男が21日間過ごし共食いするパフォーマンスなど、虚構という概念をほとんど爆破してしまった感がある。夜の街に燃えあがる炎みたいな彼らのアートにやはり期待してしまう。2019/03/14
allite510@Lamb & Wool
9
結成当初から2012年までの作品集。図録とかの論考って面白くないものも多いのだけど、この作品集は5本とも面白い。Chin↑Pomの作品には言語化欲求を発火させるものがあるのかもしれない。私は「RedCard」が好きですが、「ヒロシマピカッ」もやっぱりすごい。略するとさらに不謹慎さが増すのはどういうことか(言語化欲求の発火とか言いながら語彙が貧弱なのはどういうことか)。正直「何だろうこれ」という作品も多いが、現場に行ってないからということもあるだろう。次の機会はできるだけ「RealTime」で体験したい。2024/03/31
yu01
1
次の作品集も早く見たいです。チンポムになりたい…。2014/07/23
勉誠出版営業部
0
【番外編】Chim↑Pomの作品集『SUPER RAT』を購入。アートブックですが、あまりにも面白かったので挙げました。このメチャクチャ感、好きです!映像作品も多いので、少々値段が上がってもDVDを付けてほしかったのも事実。2012/12/09