目次
死神街道を歩け
グロリアに嫌がらせ
殺人者ケリー
いい子でいてどうなるの?
禁酒法破りのジョー
白い軍団と紫のプードル
ギャング王国ハリウッドへ
危険なカーブ
ティンゼルタウンのふたつの顔
スタンプフィンガー〔ほか〕
著者等紹介
アンガー,ケネス[アンガー,ケネス][Anger,Kenneth]
実験映画監督。1927年生まれ。幼少の頃、子役としてハリウッド映画に出演し、9歳の頃から短編映画を製作。1947年の映画『花火』はジャン・コクトーをはじめとしたアーティストから絶賛を受けた。以後、魔術、ドラッグ、ゲイをテーマに、数々の実験映画を発表。アンダーグラウンド・シーン、ゲイ・カルチャーを牽引し、今なお多くのアーティストに影響を与えている
明石三世[アカシミツヨ]
インテリアデザイナー・フォトアーティスト。1986年よりニューヨーク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
harass
52
米映画界の古典というべきゴシップ集第二弾。アングラ映像作家の筆先は愛憎半ばする業界への鎮魂歌だ。1とはほとんどかぶっていない。天才子役やスターからの転落、一発屋や目が出なかった映画人らの自殺、同性愛、破産の数々。ああ、諸行無常…… 表紙の女性に見覚えがあったが、晩年、過食症のエリザベス・テイラーだった。映画好きにはおすすめ。2016/11/17
そら丸
6
ハリウッドの暗黒史第2弾。今回も内容の濃さに圧倒。有名場ブラック・ダリアのしたい写真からハリウッド俳優、関係者の自殺にまつわる100ページを越える章など読み応えありすぎです。柳下さんの解説、こちらも読みごたえありの脚註等完璧!映画好き必読の名著です。★★★★★2012/05/26
JunKawa
2
この巻で最も衝撃的なのは、「ブラック・ダリア事件」を取り上げた章であり、見開きを含んだ3ページにわたって、ブラック・ダリアことエリザベス・ショートの惨殺死体が掲載されている。そして、140ページ強にわたって書き綴られた自ら命を絶ったハリウッド俳優達の紳士録は圧巻。夢の王国の暗部を余すところなくさらけ出している。最終章は二流俳優であったロバート・レーガン元大統領)のエピソードで締めくくられているが、本書発表年(1974年)より後の出来事が記載されている。増補なのだろうか。2012/04/21
misui
1
2巻は作者の真摯で個人的な部分がより出ているように感じられた。不遇の人生を歩んだ人々、同性愛者、薬中などへと注ぐ眼差しは皮肉であるとともに温かい。ただ、自殺者の章などはおそらく鎮魂の意図もあったのだろうが百数十ページ羅列されて面白いかというと…。2019/09/08
n_kurita
1
1よりもだいぶ近代に近づいた。ジェームズ・ディーンやマリリン・モンロー、ジーン・セバーグ等々。あとブラック・ダリアの話とか。そういう意味では1よりこちらの方がよりゴシップ感があるなー。2015/04/23
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