内容説明
むかしむかし、なんにもないところに愛だけがありました。なんにもないところに女と犬がおりました。永遠を売り歩く女の子と、ある犬の物語。旅する柴犬まめのポラロイド絵本。
著者等紹介
村上美香[ムラカミミカ]
広島県因島生まれ。コピーライター
西真智子[ニシマチコ]
大阪府高槻市生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tomo999
0
題名に惹かれて手に取った。「永遠とは一瞬の中にある」と見聞きしたことがあるが、この本を読んで永遠て何なんだろうと思った。物語の犬と写真がリンクして、切ないような哀愁漂うような感じ。響く言葉があったので、読めて良かった。2012/11/20
uso800
0
なんとも写真の発色がシュール2011/08/25
シュエパイ
0
透明な言葉にひかれて。朝から降りしきる雪の中、いつものお気に入りのカフェに座ってホッとして、ダージリンを飲みながら読んでいます。あぁ、やっぱりなんて透明で悲しい色。犬とともに【永遠】を売りながら、張り裂けそうな想いを抱えて青年を待つ少女。細やかなものと交換に売りながら、短い命を過ごす。永遠は不老不死ではなく、形あるものでもなく、きっとうけつがれる胸のうちと共に。2010/12/25