内容説明
この地球には、“世にも恐ろしい法則”があります。この本は、その“法則”を理解し、“生活”に取り入れて、上手に生きていくための“人生のカンニングペーパー”です。
目次
第1章 自分自身の“正”と“負”を知る(あなた自身の“正”と“負”;“正”と“負”は必ずある ほか)
第2章 私の“正負の法則”(戦前の生活;人生の裏街道を見ながら ほか)
第3章 “正負の法則”を生活に活かす(商売上のこと;食生活は人間の基本 ほか)
第4章 すべてを手に入れてしまったら(金ピカの刑務所;王たちには自由がない ほか)
第5章 登りつめたら下るだけ(栄枯盛衰は世の常、盛者必衰の理あり;ジュリアス・シーザーの頃から ほか)
著者等紹介
美輪明宏[ミワアキヒロ]
1935年、長崎市生まれ。国立音大付属高校中退。十七歳でプロ歌手としてデビュー。1957年「メケメケ」、1966年「ヨイトマケの唄」が大ヒットとなる。1967年、劇団天井桟敷旗揚げ公演に参加、『青森県のせむし男』に主演。以後、演劇・リサイタル・テレビ・ラジオ・講演活動などで幅広く活躍中。1997年『双頭の鷲』のエリザベート王妃役に対し、読売演劇大賞優秀賞を受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
69
物事には陰と陽、男と女、太陽と月があるように正負の法則があると説いた本。美輪様節炸裂でした。でもたしかにいいことがあると悪いことがあるのは間違いないと身を以て実感している。本当、馬鹿にできないです正負の法則。月は満ちれば欠ける、というのは正負の法則に則らなくても昔からの道理のような気がする。何かうまくいったらひとつ欠けた状態にすること、など為になる本でした。2016/06/20
みゃーこ
36
千利休のこと「ただの喫茶店のオッサン」扱いとかwwズバズバ!斬りっぷりがすばらしい。なのに漂う品格は「霊的」なオーラだろうか…。すべてのことに「正負の法則」が働いていることに目を向ければいいも悪いもそう簡単に評価なんてできないってことを気づかせてくれる。「幸せ」の青い鳥を探し続けるけど…その幸せについて「こういうもの」と明快に言い切ったうえで、今すぐ幸せになれる方法を教えてくれたりする。美輪さんの毒舌が「苦しみ」を抜くためのもので「楽」を与えるためのものだから読む者に勇気と希望を与える。不思議で素敵な人だ2012/12/28
ラテちゃん
32
人間関係でいろいろあって再読。魔界族の方だと思えば腹もたたぬな。美輪さんズバリと言い切るからすっきりする。いやなこともあるけれどいいこともいっぱいあるなと再認識。2017/11/24
やまこ
27
美輪さんの本は前から読んでみたくてとっかかりでこの本から読んだら読みやすかった。30年生きてると理不尽な事が当たり前にある世界でもあのとき辛い思いをした伏線がこんなところで役に立つのか!と思った出来事がちらほらあったので納得。腹六分で人生を楽しむのがいいんだな。身の丈以上のものを欲しがるとろくな事にならない。一升瓶は一升分しか入らない。美しい人たちはそれだけ負をどこかで払っている。他の本も読んでみたいなぁ。2019/06/02
ひろ☆
22
正と負。表と裏。極論な引き合いも多いが、悪いことは悪いことばかりではない。他人のことは、隣の芝生はと思っていても、実は人知れず悩んで、とても苦労しているかもしれない。うまく行きすぎだと思ったら、自ら負を作るってとこかな。2015/01/07