ヘア・カルチャー―もうひとつの女性文化論

ヘア・カルチャー―もうひとつの女性文化論

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  • サイズ A5判/ページ数 292p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784891945916
  • NDC分類 383.5
  • Cコード C0095

内容説明

「髪は、現代社会の本質的問題のひとつである」。モンローからスーパーモデルまで、“でかあたま”からキャリアカットまで、女性と髪を考察した世界的ベストセラー。

目次

PREFACE ヘアの世界へようこそ
1 ヘアサロンでの会話から
2 五人の女性たち―スタイルによる変身の物語
3 散髪屋と美容室―ヘアの旧世界
4 ヴィダル・サスーンとヘアの新世界
5 ブロンドの系譜―モンローとマドンナが金髪を作った
6 茶髪と赤毛
7 髪の色を変える
8 ヘアスタイルと自己イメージ―10の髪型
9 ヘアデザイナーと顧客の新しい関係

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroyuki

0
ヴィダル・サスーンに関して書かれた章が興味深い。表紙にもなっているナンシー・クワンは今の目で見ても圧倒的にモダン。彼のもたらしたヘア革命は、シャネルのモダニズムと似通っているように思われた。もうすこし幅広いコンテキストの中で、ヘアとファッションの近代化を位置づけてみたい欲望に駆られる。惜しむらくは、章ごとの関連性が弱く、ひいき目に見てもカタログ的になっていると言わざるを得ない点。2010/09/27

swingswimmer

0
北米の白人女性のヘアスタイル・ヘアカラーに着目し、その変遷や文化的な意味づけ、自己デザインの重要性について分析する書籍。女性の主体性に焦点を当てる一方、筆者自身も女性にバイアスがあるのではという記述がみられるほか、有色人種への言及が乏しいなど、気になる点もあったが、ブロンドの分類や社会の変容に応じた髪色の記号的意味の変化、ヘアデザイナーと顧客の関係などが詳細に述べられていて面白かった。ディズニープリンセスなど、女児(女性)をターゲットにしたアニメーションの人物の造形に当てはめても興味深いと思う。2021/01/14

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