内容説明
二十世紀を代表する思想家ミシェル・フーコーと社会学者レイモン・アロン。立場のまったく異なる二人が、歴史解釈、主体の問題について語りあう、異例の対談。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラウリスタ~
7
67年にラジオ番組のフランス・キュルチュールにて行われたたった19分間の対話を文字に起こし、解説を付したもの。全部合わしても90ページほどのとっても薄い本。短い対話だから逆に問題がはっきりしていて、フーコーとレイモン・アロンがどういった内容について考えているのかってことが分かりやすいように思える。2014/02/01
葛
1
西村和泉訳 水声社2017/12/10
保山ひャン
0
レイモン・アロンがフーコーのエピステーメー論に対して、貴方はどこの立ち位置にいるかを問うスリリングなやり取りが興味深い。フーコーはそれを「今日」と答えて切り抜けたかに見えるが、もとより難題でほとんど回答不能な問いのようにも思えた。2019/02/06