サミュエル・ベケット!―これからの批評

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サミュエル・ベケット!―これからの批評

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  • サイズ A5判/ページ数 367p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784891768973
  • NDC分類 950.28
  • Cコード C0098

内容説明

ベケットが演劇と文学の地図を塗り替えて半世紀、いまようやく本当のベケット像が明かされる…。新進気鋭の執筆陣が、『ゴドー』、メディア論、イメージ論、演劇論などさまざまなアプローチによって、「不条理劇作家」ではない、新たな作家像に肉薄する試み。

目次

1 「ゴドー」のいま(結びのパラドクス―『ゴドーを待ちながら』における執筆の軌跡をめぐって;歓待の失敗―『ゴドーを待ちながら』と他者の迎え入れ)
2 耳をすます―メディア(ひび割れた声、開かれた瞳―『クラップの最後のテープ』における裂開と合一のイメージ;ロンドンのアイルランド人―ベケット『なつかしの曲』/パンジェ『クランクハンドル』をめぐって;見える身体のゆくえ―『わたしじゃない』における「聴き手」の不在を考える)
3 想像/創造せよ―散文(「死せる想像力よ想像せよ」―球形、アンドロギュヌス的イメージの表象をめぐる考察;「同伴するために」―『伴侶』におけるイメージの創造と境界の感覚)
4 反復のはてに―後期演劇1(起源なき痕跡としての身体―『あしおと』における指標性;終わりなき流離―『なに どこ』における構造の不確定性について)
5 幽霊たち―後期演劇2(演劇の“今(maintenant)”を転倒させること―サミュエル・ベケット『モノローグ一片』における“捉まえる手(la main tenante)”
霊媒ベケット―蓄音機としての『オハイオ即興劇』と『ユリシーズ』)

著者等紹介

岡室美奈子[オカムロミナコ]
1958年、三重県生まれ。アイルランド国立大学ダブリン校にて博士号を取得。専攻、現代演劇、テレビドラマ研究。早稲田大学文学学術院教授。Journal of Beckett Studies顧問

川島健[カワシマタケシ]
1969年、東京都生まれ。東京大学大学院修士課程修了。ロンドン大学ゴールドスミス校修士課程修了(哲学修士)。現在、広島大学准教授。専攻、英文学

長島確[ナガシマカク]
1969年、武蔵野市生まれ。ドラマトゥルク、翻訳家。創作現場に欠かせぬブレインとして、『アトミック・サバイバー』(東京国際芸術祭、2007)、『長短調(または眺め身近め)』(あうるすぽっと、2010)、『豊島区在住アトレウス家』(東京アートポイント計画、2011)等、さまざまな上演作品やアートプロジェクトに参加している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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メルセ・ひすい

2
15-155 演劇博物館グローバルCOE事業「演劇・映像の国際的教育研究拠点」におけるベレット研究の成果のまとめ。共催日本サミュエル・ベケット協会。①ゴトーのいま ②耳をすます―メディア ③想像/創造せよ ④反復のはてに―後期演劇 ⑤後期演劇  ベケットが演劇と文学の地図を塗り替えて半世紀、今ようやく本当のベケット像が明かされる…。新進気鋭の執筆陣が、様々なアプローチによって、「不条理劇作家」ではない、新たな作家像に肉薄する。2012/05/06

SHIGEO HAYASHI

1
◆若手研究者による論文集! ゴドー草稿研究により新たな作品像を提示する西村和泉の巻頭論文、オハイオ即興劇にデリダ経由でジョイスの亡霊を探る岡室美奈子の巻末論文など、紙数の関係もあり展開が不十分な面もなきにしもあらずながら、フレッシュで刺激的な論考多し! ◆西村和泉「結びのパラドックス」は従来とは異なるヒューマニスティックなゴドー世界を「靴」という小道具に光を当てて展開。 ◆岡室美奈子「霊媒ベケット」はデリダ『ユリシーズ・グラモフォン』を参照しつつ、ジョイスの声を媒介するベケットという構図を提示。2012/05/11

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