内容説明
アイルランド文学・演劇研究の第一人者が20世紀最大の作家ジョイスの代表作を“身体”という視点から自在に読み解く。
目次
いかに『ユリシーズ』は我々の生活を変えなかったか
それでもなお、いかに『ユリシーズ』は我々の生活を変えうるか
麻痺状態・自助努力・復活
普通の人々の『オデュッセイア』
旧約聖書と新約聖書
憂鬱とその後―ダンテの『神曲』
シェイクスピア・ハムレット・アンド・カンパニー
結論―長い一日の終わり
著者等紹介
カイバード,デクラン[カイバード,デクラン][Kiberd,Declan]
1951年、ダブリンに生まれる。アイルランド国立大学ダブリン校アイルランド文学・演劇学専修の学部長を長らく務めた後、現在はノートルダム大学で教鞭を執る。アビー劇場評議員、ケンブリッジ大学マグダレン・カレッジのパーネル記念特任教授、デューク大学及びソルボンヌ大学客員教授
坂内太[サカウチフトシ]
1965年、神奈川県に生まれる。アイルランド国立大学ダブリン校アイルランド文学・演劇学専修博士課程修了(PhD)。現在、早稲田大学文学学術院准教授。専攻、身体表象論、演劇論、アイルランド現代文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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