内容説明
ロシア革命から全体主義への過渡期を生きた、A.ロトチェンコ。絵画からモンタージュ写真へといたるその軌跡をたどりつつ、現代文化の再考をうながす気鋭の論考。
目次
第1章 構成主義の前史―絵画から事物へ
第2章 「描く」ことから「つくる」ことへ
第3章 「静止と速度」―スプレマチズム絵画をめぐって
第4章 事物の消滅
第5章 絵画から写真へ―ロトチェンコのモンタージュ/ファクト/ファクトゥーラ
第6章 変容の場としての運河の表象
著者等紹介
江村公[エムラキミ]
1970年、高知市に生まれる。同志社大学文学部文化学科卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了(人間・環境学博士)。専攻、近現代芸術、ロシア文化論。現在、大阪大谷大学、京都造形芸術大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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