内容説明
19世紀末のボヘミアに生まれ、戦時下のパリ、そして冷戦下のチェコを生き抜いた、ジョゼフ・シマ。シュルレアリスムとは一線を画しつつ激動の時代を併走し、そして晩年、一切が溶けあう光の表現へと到達する。
目次
第1章 チェコ時代
第2章 パリ時代
第3章 沈黙期
第4章 光の時代
附録1 ブレーズ・サンドラールの肖像(ジョゼフ・シマ)
附録2 ジョゼフ・シマ讃
著者等紹介
谷口亜沙子[タニグチアサコ]
1977年、神奈川県に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科フランス文学科博士後期課程単位取得退学。パリ第七大学文学博士号取得。現在、獨協大学外国語学部フランス語学科専任講師。専攻、二〇世紀フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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