内容説明
ルネサンス/宗教改革から「考証の時代」へ―フランス16世紀の後期に「歴史考証」の洗礼を受けた5人の歴史家の膨大な記述を仔細に読み解く。動乱の時代に魅せられた著者による、宗教戦争期フランス史研究の集大成。
目次
第1部 方法としての過去(エチエンヌ・パスキエと『フランスの探究』;「書記官」デュ・ティエ)
第2部 新しい歴史概念の模索(ラ・ポプリニエールと「歴史(記述)」の中立性
アグリッパ・ドービニェとその『世界史』)
エピローグ 「公」と「私」の交差(ピエール・ド・レトワルとパリの「噂」)
著者等紹介
高橋薫[タカハシカオル]
1950年、東京に生まれる。筑波大学大学院文芸・言語研究科博士課程単位取得退学。現在、中央大学法学部教授。専攻、フランス十六世紀研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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